動画編集用のノートPCを探していると、「自分の使い方にはどのモデルが合うのか」「初心者でも選びやすいモデルはどれか」と迷う人も多いでしょう。
動画編集用ノートPCは、編集内容だけでなく、持ち運びやすさ、使用するソフト、画面の広さなど、何を重視するかによっておすすめのモデルが変わります。
迷った場合は、次のように重視するポイントから選ぶと候補を絞りやすくなります。
- 編集性能を重視 → Lenovo LOQ 15AHP10
- 軽さ・持ち運びやすさを重視 → HP OmniBook 7 Aero 13-bg
- Macで動画編集したい → Apple MacBook Air M5
- 画面の広さ・画質を重視 → HyperX OMEN 16
軽いフルHD編集と4K・負荷の高い編集では必要な性能も異なるため、作成する動画の内容に合ったモデルを選ぶことも大切です。
CPU・メモリ・SSD・GPUなど、必要スペックから詳しく確認したい方はこちらも参考にしてください。
動画編集におすすめのノートPC4選
性能重視なら Lenovo LOQ 15AHP10
Lenovo LOQ 15AHP10は、AMD Ryzen 7 250とNVIDIA GeForce RTX 5060 Laptop GPUを搭載した高性能ノートPCです。
専用GPUには8GBのGDDR7メモリを搭載しており、フルHD動画の編集はもちろん、4K編集やエフェクトを使った負荷の高い作業にも対応しやすい構成です。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| OS | Windows 11 Home |
| CPU | AMD Ryzen 7 250 |
| GPU | NVIDIA GeForce RTX 5060 Laptop GPU 8GB GDDR7 |
| メモリ | 16GB DDR5 |
| SSD | 512GB |
| ディスプレイ | 15.6型 FHD IPS・非光沢・100% sRGB |
| 重量 | 約2.4kg |
| 価格 | 調査時 239,800円(税込) |
RTX 5060に加えて、ディスプレイが100% sRGBに対応しているのも動画編集ではメリットです。色を確認しながら編集したい人にも向いています。
一方、重量は約2.4kgあるため、毎日のように持ち運ぶ用途にはあまり向きません。自宅や決まった場所で使い、携帯性より動画編集性能を優先したい人に向いています。
ただし、今回紹介している構成はメモリ16GB・SSD 512GBです。大容量の動画素材を扱ったり、複数のアプリを同時に使用したりする場合は、メモリやストレージに余裕のある構成も検討しましょう。
こんな人におすすめ
- 動画編集性能を重視したい
- フルHDだけでなく4K編集も視野に入れている
- GeForce RTX搭載モデルを選びたい
- 持ち運びより性能を優先したい
軽さ重視なら HP OmniBook 7 Aero 13-bg
HP OmniBook 7 Aero 13-bgは、約970gの軽さが魅力の13.3インチモバイルノートPCです。
AMD Ryzen AI 5 340、16GBメモリ、512GB SSDを搭載しており、カット編集やテロップ入れなど、軽いフルHD編集をしたい人に向いています。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| OS | Windows 11 Home |
| CPU | AMD Ryzen AI 5 340(6コア/12スレッド) |
| GPU | AMD Radeon 840 グラフィックス |
| メモリ | 16GB |
| SSD | 512GB |
| ディスプレイ | 13.3型 WUXGA IPS・非光沢(1920×1200) |
| 重量 | 約970g |
| バッテリー | 最大15時間30分 |
| 価格 | 調査時 134,800円(税込)~ |
最大のメリットは、動画編集にも使える基本性能を備えながら、重量が約970gに抑えられていることです。
外出先へノートPCを持ち運び、撮影した動画を確認したり、カット編集やテロップ入れなどをしたりする使い方にも向いています。
一方、グラフィックスはCPU内蔵のRadeon 840です。Lenovo LOQ 15AHP10のようなGeForce RTX搭載モデルと比べると、4K動画やエフェクトを多用する負荷の高い編集より、軽いフルHD編集と持ち運びやすさを両立したい人に向いています。
こんな人におすすめ
- ノートPCを頻繁に持ち運ぶ
- フルHDを中心に軽い動画編集をする
- 動画編集以外の普段使いや仕事にも使いたい
- 価格と持ち運びやすさのバランスを重視したい
Macで動画編集するなら Apple MacBook Air M5
Apple MacBook Air M5は、Apple M5チップを搭載した薄型・軽量ノートPCです。
Apple M5はCPUとGPUを統合したAppleシリコンで、Mac環境で動画編集をしたい人の有力な選択肢になります。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| チップ | Apple M5 |
| GPU | 8コア / 10コアGPU(構成による) |
| メモリ | 16GB / 24GBユニファイドメモリ |
| SSD | 512GB / 1TB |
| ディスプレイ | 13.6型 Liquid Retina |
| OS | macOS |
| 重量 | 1.23kg |
| 価格 | 構成・販売店により異なる |
特にFinal Cut ProなどMac向けの動画編集環境を使いたい人には選びやすいモデルです。
また、MacBook Airは高性能なゲーミングノートのような大型筐体ではないため、動画編集と持ち運びを両立しやすいのもメリットです。
一方、Windows専用ソフトや周辺機器を使用している場合は、購入前にmacOSへ対応しているか確認しておきましょう。
また、メモリやSSDを購入後に簡単に増設することを前提とした製品ではないため、動画素材を多く扱う場合は購入時のストレージ容量や外付けSSDの利用も考えて選ぶことが大切です。
こんな人におすすめ
- Mac環境で動画編集したい
- Final Cut Proを使いたい
- 持ち運びやすさも重視したい
- 動画編集以外の普段使いや仕事にも使いたい
画面の広さ・画質重視なら HyperX OMEN 16
HyperX OMEN 16-am2061TX パフォーマンスモデルは、Core i7-14650HXとGeForce RTX 5060 Laptopを搭載した16型ノートPCです。
24GBメモリと1TB SSDを搭載しており、フルHD編集だけでなく、4K動画やエフェクトを使う負荷の高い編集も視野に入れやすい構成です。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| CPU | Intel Core i7-14650HX |
| GPU | NVIDIA GeForce RTX 5060 Laptop |
| メモリ | 24GB DDR5 |
| SSD | 1TB |
| ディスプレイ | 16型 2.5K OLED(2560×1600) |
| 色域 | DCI-P3 100% |
| 重量 | 約2.48kg |
| 価格 | 調査時 299,800円(税込) |
動画編集で特に注目したいのが、16型2.5K OLEDディスプレイです。DCI-P3 100%に対応しており、広い画面で映像を確認しながら編集したい人に向いています。
また、24GBメモリと1TB SSDを標準搭載しているため、今回紹介するLenovo LOQ 15AHP10の16GB・512GB構成より、メモリとストレージに余裕があります。
一方、重量は約2.48kgあるため、頻繁に持ち運ぶ用途には向きません。自宅など決まった場所で使い、携帯性より動画編集性能や画面の見やすさを重視したい人に適しています。
こんな人におすすめ
- 16型の広い画面で動画編集したい
- 4Kなど負荷の高い動画編集も視野に入れている
- OLED・DCI-P3 100%のディスプレイを重視したい
- メモリやSSDにも余裕のあるモデルを選びたい
動画編集用ノートPC4機種を比較
今回紹介した4機種は、動画編集に使える性能を備えていますが、それぞれ得意な使い方が異なります。
性能だけでなく、持ち運びやすさやディスプレイ、OSなども比較して、自分の使い方に合うモデルを選びましょう。
| モデル | CPU・チップ | GPU | メモリ | SSD | ディスプレイ | 重量 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Lenovo LOQ 15AHP10 | Ryzen 7 250 | RTX 5060 | 16GB | 512GB | 15.6型 FHD IPS・100% sRGB | 約2.4kg | 編集性能を重視したい |
| HP OmniBook 7 Aero 13-bg | Ryzen AI 5 340 | Radeon 840 | 16GB | 512GB | 13.3型 WUXGA IPS | 約970g | 軽いフルHD編集と持ち運びを両立したい |
| MacBook Air M5 | Apple M5 | 8コア / 10コアGPU | 16GB / 24GB | 512GB / 1TB | 13.6型 Liquid Retina | 約1.23kg | Mac環境で動画編集したい |
| HyperX OMEN 16 | Core i7-14650HX | RTX 5060 | 24GB | 1TB | 16型 2.5K OLED・DCI-P3 100% | 約2.48kg | 画面や編集環境も重視したい |
4Kなど負荷の高い編集を考えている場合は、RTX 5060を搭載するLenovo LOQ 15AHP10とHyperX OMEN 16が候補になります。価格と性能のバランスを重視するならLOQ、ディスプレイやメモリ・SSDまで含めた編集環境を重視するならOMENが選びやすいでしょう。
動画編集用ノートPCの選び方
動画編集用ノートPCは、編集内容や持ち運びの有無、使用するソフトによって選ぶモデルが変わります。
ここでは、今回紹介した4機種から自分に合うモデルを選ぶために、特に確認したいポイントを紹介します。
軽いフルHD編集なら内蔵GPUも選択肢
カット編集やテロップ入れなど、軽いフルHD編集が中心なら、内蔵GPUを搭載したノートPCも選択肢になります。
今回紹介したHP OmniBook 7 Aero 13-bgはCPU内蔵のRadeon 840を搭載しており、軽いフルHD編集と持ち運びやすさを両立したい人の候補になります。
4K・高負荷編集なら専用GPUも検討
4K動画や多くのエフェクトを使う編集では、フルHDの軽い編集よりもPCへの負荷が高くなります。
このような用途では、GeForce RTXシリーズなどの専用GPUを搭載したモデルを検討しましょう。
持ち運ぶなら重さと画面サイズを確認
動画編集用ノートPCを持ち運ぶことが多い場合は、性能だけでなく本体の重さと画面サイズも確認しましょう。
今回紹介したHP OmniBook 7 Aero 13-bgは約970g、13インチMacBook Air M5は1.23kgと軽く、持ち運びやすさを重視する人の候補です。一方、Lenovo LOQ 15AHP10やHyperX OMEN 16は約2.4kg以上あるため、頻繁な持ち運びより自宅など決まった場所での使用に向いています。
画面が大きいモデルは編集画面を広く使いやすい反面、本体も重くなる傾向があります。持ち運びやすさと作業のしやすさのどちらを重視するか考えて選びましょう。
Macを選ぶなら使用ソフトも確認
MacBook Air M5を選ぶ場合は、使用したい動画編集ソフトがmacOSに対応しているか確認しておきましょう。
Final Cut Proを使いたい場合はMacが選択肢になります。Adobe Premiere ProやDaVinci ResolveなどWindowsとMacの両方に対応するソフトもありますが、使用するソフトや周辺機器によって対応状況が異なる場合があります。
すでに使いたい動画編集ソフトが決まっている場合は、購入前に公式サイトで最新の対応OSや動作環境を確認しておくと安心です。
CPU・メモリ・SSD・GPUの目安をさらに詳しく知りたい方は、必要スペックをまとめた記事も参考にしてください。
予算別に動画編集用ノートPCを選ぶ
動画編集用ノートPCは、編集内容だけでなく予算によっても選べるモデルが変わります。
価格だけで決めるのではなく、必要な性能を満たしたうえで、自分の予算に合うモデルを選びましょう。
15万円前後|軽いフルHD編集
15万円前後の予算で選ぶなら、カット編集やテロップ入れなど、軽いフルHD編集を中心に考えると候補を選びやすくなります。
今回紹介したHP OmniBook 7 Aero 13-bgは、調査時134,800円(税込)~で、軽いフルHD編集と持ち運びやすさを両立したい人の候補です。
一方、4K動画やエフェクトを多用する編集まで考えている場合は、予算を上げて専用GPUを搭載したモデルも検討しましょう。
20万円台|4K編集も視野に入れる
20万円台まで予算を広げると、GeForce RTXなどの専用GPUを搭載したモデルも候補に入ります。
今回紹介したLenovo LOQ 15AHP10は、調査時239,800円(税込)で、4K動画やエフェクトを使う負荷の高い編集も視野に入れたい人の候補です。
ただし、今回紹介している構成はメモリ16GB・SSD 512GBです。本格的な4K編集や複数のアプリを同時に使用する場合は、メモリ容量やストレージ容量も確認して選びましょう。
30万円前後|画面や編集環境も重視
30万円前後まで予算を広げるなら、処理性能だけでなく、メモリやストレージ、ディスプレイまで含めて動画編集のしやすさを重視できます。
今回紹介したHyperX OMEN 16は、調査時299,800円(税込)で、処理性能だけでなく、メモリやストレージ、広い画面や色域まで含めた編集環境を重視したい人の候補です。
動画編集以外の用途も含めて予算からノートPCを比較したい方は、価格帯別のおすすめモデルも参考にしてください。
動画編集用ノートPCについてよくある質問
動画編集用ノートPCを選ぶときによくある疑問について、今回紹介したモデルや選び方をもとに回答します。
動画編集初心者にはどのくらいのスペックが必要?
動画編集初心者でも、編集する動画の内容に合わせて必要なスペックを選ぶことが大切です。
カット編集やテロップ入れなど軽いフルHD編集が中心なら、16GBメモリ・512GB SSDをひとつの目安にすると選びやすくなります。内蔵GPUでも対応できる場合があるため、最初から高性能な専用GPU搭載モデルに絞る必要はありません。
一方、4K動画やエフェクトを多用する編集まで考えている場合は、GeForce RTXなどの専用GPUを搭載したモデルも検討しましょう。
ノートPCでも動画編集できる?
ノートPCでも動画編集はできます。必要な性能を満たしたモデルを選べば、フルHDだけでなく4K動画の編集も可能です。
ノートPCは作業場所を移動しやすいため、自宅だけでなく外出先でも動画編集をしたい人に向いています。
4K動画編集には専用GPUが必要?
4K動画編集だからといって、必ず専用GPUが必要とは限りません。ただし、フルHD編集より処理の負荷が高くなりやすいため、快適さを重視するなら専用GPUを搭載したモデルが候補になります。
特に、エフェクトやカラー調整を多用する場合は、GPU性能だけでなくメモリ容量にも余裕があると作業しやすくなります。
WindowsとMacはどちらがおすすめ?
WindowsとMacのどちらが動画編集におすすめかは、使用するソフトや重視するポイントによって異なります。
Windowsは幅広いメーカーや構成から選びやすく、GeForce RTXなどの専用GPUを搭載したモデルも豊富です。性能や予算、画面サイズなどを比較しながら選びたい人に向いています。
MacはFinal Cut Proを使いたい人や、普段からmacOSを利用している人に向いています。今回紹介したMacBook Air M5は、持ち運びやすさも重視してMac環境で動画編集したい人の候補です。
どちらを選ぶ場合も、使用したい動画編集ソフトや周辺機器が対応しているか、購入前に確認しておきましょう。
YouTube動画編集にはどのノートPCがおすすめ?
YouTube動画編集用のノートPCは、投稿する動画の解像度や編集内容に合わせて選びましょう。
カット編集やテロップ入れを中心としたフルHD動画なら、内蔵GPU搭載モデルも選択肢になります。一方、4K動画やエフェクトを多用する場合は、GeForce RTXなどの専用GPUを搭載したモデルも検討しましょう。
YouTube向けという理由だけで特定のモデルを選ぶのではなく、自分が作る動画の内容と使用する編集ソフトに必要な性能を基準に選ぶことが大切です。
まとめ|自分に合った動画編集用ノートPCを選ぼう
動画編集用ノートPCは、編集する動画の内容と、自分が重視したい使い方の両方から選ぶと候補を絞りやすくなります。
今回紹介した4機種で迷った場合は、次を目安に選んでみてください。
- 編集性能を重視したい → Lenovo LOQ 15AHP10
- 軽いフルHD編集と持ち運びやすさを両立したい → HP OmniBook 7 Aero 13-bg
- Mac環境で動画編集したい → MacBook Air M5
- 画面やメモリ・SSDまで含めた編集環境を重視したい → HyperX OMEN 16
どのモデルが合うかは、作成する動画や使い方によって変わります。必要以上に高性能なモデルを選ぶのではなく、自分の編集内容に必要な性能を確認したうえで、予算に合う1台を選びましょう。

