2in1pcのデメリット徹底解説!購入前に知っておくべき注意点とは?
「2in1PCは便利そうだけど、デメリットはないの?」という心配や、「本当に2in1PCで十分なのか、後悔しないか不安だ」という声もよく耳にします。2in1PCの選び方に迷っている方も多いでしょう。
2in1PCは、ノートパソコンとタブレットの機能を兼ね備えた便利なデバイスですが、その一方でデメリットも存在します。
この記事では、2in1PCの購入を考えている方に向けて、購入前に知っておくべきデメリットを把握し、自分に合ったパソコンを選択をする参考にしてください。
目次
2in1パソコンとは?
2in1パソコンとは、タブレットとノートパソコンの機能を兼ね備えたデバイスです。
このタイプのPCは、画面を折りたたんだり取り外したりすることで、用途に応じて形状を変えることができます。
以下で詳しく解説していきます。
2種類の2in1パソコン
2in1パソコンには、大きくわけて2種類があります。
- コンバーチブルタイプ
- セパレートタイプ
コンバーチブルタイプは、ヒンジを使って画面を360度回転させることで、ノートPCとタブレットの両方の形態に変形可能です。
セパレートタイプは、画面部分を取り外してタブレットとして使用できるのが特徴です。
どちらのタイプも、用途に応じて柔軟に使い分けられるのが魅力ですが、それぞれについて説明します。
コンバーチブルタイプの特徴
コンバーチブルタイプの2in1パソコンは、画面を360度回転させるヒンジ構造を備え、ノートパソコンとしてもタブレットとしても利用できます。特に、Lenovo YogaシリーズやHP Spectre x360のようなモデルがこのカテゴリに該当します。
コンバーチブルタイプは、キーボードが取り外せない分、タブレットモード時も安定性が高いことが利点です。タッチ操作で直感的に操作でき、さらに、スタイラスペンに対応したモデルでは、手書き入力やデザイン作業にも対応可能です。
一方で、キーボード一体型のため、一般のタブレットと比べてタブレットモードでは重量が気になるところです。
しかし、特定の用途に合わせて、ノートパソコンとタブレットの両方の機能を活用できる点で非常に実用的です。
コンバーチブルタイプは、画面サイズやプロセッサ性能、バッテリー駆動時間なども選択肢が豊富で、自分の利用スタイルに合わせて選べることが大きな魅力です。
セパレートタイプの特徴
2in1パソコンの中でもセパレートタイプは、その名の通り画面部分とキーボード部分が完全に分離できる構造が特徴です。
セパレートタイプは、タブレットとしての使用頻度が高いユーザーに向いています。
セパレートタイプはタブレットとして使用するときの重さが軽いことが大きな利点です。重量が1kg未満のモデルも多く、長時間持ち運んでも負担が少なく済みます。
キーボードを取り外せば純粋なタブレットとして使えるため、ソファやベッドでリラックスしながら操作するのにも適しています。
また、セパレートタイプは、必要に応じて専用のキーボードを接続することで、通常のノートパソコンとしても使用可能です。やはり画面で文字入力するよりキーボードを使用した方が入力しやすいこともあります。
ディスプレイについても進化が著しく、解像度が4Kに対応している製品も増えています。この高解像度により、写真や動画を美しく表示できるようになってあいます。
また、タッチパネルの感度も向上しています。そのため、ペン入力を活用してイラストやメモを取る作業も快適になってきました。
総じて、セパレートタイプの2in1パソコンは、多様なシーンで活躍する柔軟性を備えています。特に、外出先でタブレットとして使い、オフィスや自宅ではノートパソコンとして手軽に使用する方にとって、とても魅力的です。
2in1パソコンのメリットを活用する方法
2in1パソコンのメリットはいくつかありますが、ここでは3つあげてみます。
- モード変形による作業効率の向上
- タブレットとしての利便性
- 持ち運びのしやすさ
以下で詳しく解説していきます。
モード変形で作業効率アップ
2in1パソコンはノートパソコンとしてもタブレットとしても使用できるため、用途に応じて最適な形状に切り替えることが可能です。
例えば、キーボードを使用するノートパソコンモードでは、文章作成やデータ入力などの作業がスムーズに行えます。
一方で、タブレットモードに切り替えることで、手書きメモやイラストの描画といったクリエイティブな作業を効率的に行えます。特に、スタイラスペン対応のモデルでは、精密な操作が求められる場面でも快適に作業が進められます。
プレゼンテーションや動画視聴時には、テントモードやスタンドモードが便利です。
画面を立てた安定した状態で画面を表示し、文章ではなくプレゼンテーションなどビジュアル重視の、ものやエンターテインメントの提供に最適です。この機能により、テーブルなど外出先でも限られたスペースで効率的に作業を進められる点が魅力です。
タブレットとしても使える利便性
2in1パソコンは、その名の通り「2つの機能」を持ち合わせたデバイスです。ノートパソコンとタブレットの特性を融合させたこのデバイスは、特に「タブレットとしても使える利便性」が際立っています。
コンバーチブルタイプでは、ディスプレイが360度回転することで、瞬時にタブレットモードへと切り替えが可能です。
セパレートタイプは、キーボードとディスプレイが分離するため、より軽量になり持ち運びしやすくなります。
外出先や移動中でも簡単にタブレットとして手軽にインターネットを閲覧したり、プレゼンテーションを行ったりすることが可能です。
2in1パソコンなら、その柔軟性が大いに役立ちます。
持ち運びが簡単
持ち運びが簡単な「2in1パソコン」は、特に外出先での使用に最適で、軽量かつコンパクトな設計が魅力となっています。
電車内やカフェなどのスペースが限られた場所でもスムーズに使えるのが特徴です。
また、コンバーチブルタイプやセパレートタイプといった選択肢があり、ユーザーのライフスタイルに合わせて選べるのも大きな利点です。
タッチパネルで直感的な操作が可能です。これらの特性が、持ち運びの利便性を高め、さまざまなシーンでの活用を可能にしています。
2in1パソコンのデメリットとは?
2in1パソコンには多くの利点がありますが、デメリットも存在します。
ここでは大きく2つ挙げてみます。
- 重量
- 価格
以下で解説します。
重量の問題:タブレットの方が軽い
2in1パソコンは、ノートPCとタブレットの両方の役割を果たすため、どうしても内部構造が複雑になりがちです。その結果、製品の重量が増し、持ち運びが不便になることがあります。
特に「デメリット」として挙げられるのは、キーボード部分を含むため、通常のタブレットよりも重量が増す点です。
普段から軽量なタブレットを使用している方にとっては、2in1パソコンの重量は負担になるかもしれません。外出先で頻繁に使用する場合、軽量なタブレットの方が便利です。
しかし、2in1パソコンには「PC」としての機能を兼ね備えているため、作業の幅が広がるというメリットもあります。
価格が高めになる傾向
2in1パソコンの複雑な設計は製造コストにも影響を及ぼし、通常のノートPCやタブレットよりも価格が高く設定されることが一般的です。
その理由として、2in1パソコンは「高性能なパーツ」と「多機能性」を兼ね備えている点が挙げられます。リストあげてみると、
- コンバーチブルやセパレートなどの変形機能
- タッチスクリーンや高解像度ディスプレイ
- 専用ペン対応などの追加機能
- 薄型軽量化
などの理由があります。
2in1は変形機能やタブレットの機能を持ち、さらに薄型軽量化を図るために高品質な素材を使用していることも価格に影響します。これらの要素が組み合わさり、2in1パソコンは高価格帯に位置することが多いのです。
2in1パソコンの選び方のポイント
2in1パソコンを選ぶ際のポイントは、自分の使用目的やライフスタイルに合ったモデルを選ぶことです。
2in1パソコンは、ノートPCとしてもタブレットとしても使えるため、多機能である一方、選び方を間違えると使い勝手が悪くなる可能性があります。
2in1パソコンを選ぶポイントは
- 画面サイズ
- 持ち運びの利便性
- バッテリーの持続時間
- CPUとメモリ容量
- ストレージ容量
- 専用ペンの有無
- Ofiiceソフトの有無
以下で解説します。
画面サイズと持ち運びの利便性
画面サイズと持ち運びの利便性は、2in1パソコンを選ぶ際の重要なポイントです。
小型の「2in1」PCは軽量で持ち運びが容易ですが、画面が小さくなると作業効率に影響する場合があります。
一方、大きな画面は視認性が良く、作業がしやすい反面、重量が増すため持ち運びには不向きです。
どの程度の頻度で外出先で使用するかを考慮し、最適なサイズを選ぶことが大切です。
また、画面サイズが異なるとバッテリーの消耗も変わるため、使用目的に応じたバランスを見極めることが大切です。
バッテリーの持続時間
2in1パソコンを選ぶ際、「バッテリーの持続時間」も重要なポイントです。
- バッテリー駆動時間
- バッテリーの寿命
- 急速充電対応か
特に外出先での使用が多い場合、長時間の駆動は重要です。
一般的に2in1パソコンは薄型設計のため、バッテリー容量が限られることがあります。
さらに、実際の製品選びの際には、カタログ値よりも駆動時間は少なくなると見て選ぶ必要があります。
また、バッテリーの寿命や充電速度も考慮に入れるべきです。
急速充電対応のモデルであれば、短時間で充電を済ませることができ、利便性が向上します。
エコモードや省電力設定を活用することで、持続時間を延ばすことは可能です。
CPUとメモリの性能
2in1パソコンに限らずですが、CPUとメモリの性能はとても重要です。
インターネットの閲覧がメインとなる使用方法では問題ないですが、作業をすることを考えるとCPUとメモリ容量は考慮しておく必要があります。
CPUはパソコンの全体的な動作速度に影響を与えます。特に、インテルのCore i5やi7、AMDのRyzenシリーズは、パフォーマンスに優れた選択肢です。
メモリは複数のアプリケーションを同時にスムーズに動作させるために必要です。一般的には8GB以上の容量が推奨されますが、より快適な使用感を求める場合は16GB以上が理想的です。
2in1パソコンはその形状や機能性から、持ち運びに便利ですが、性能が低いと作業効率が落ちる可能性もあります。
ストレージ容量の確認
データを保存するストレージ容量も「2in1PC」を選ぶ際の重要なポイントです。
一般的に、2in1パソコンのストレージ容量はSSDを採用しており、速度と耐久性に優れています。
しかし、容量が少ないとソフトウェアのインストールやデータ保存に制約が生じる可能性があります。
少なくても256GB以上を選ぶことがおすすめです。特に、写真や動画編集を行う場合はさらに大容量のストレージが必要となります。
また、クラウドストレージや大容量のUSBメモリなどの外部保存メディアとの併用を考慮することで、データのバックアップや容量不足の解消が可能です。
専用ペンやOfficeの有無
専用ペンやOfficeの有無は、2in1PCの使い方によってはパソコン選びの重要なポイントになります。
特に「専用ペン」は、手書き入力やイラスト制作に便利で作業を効率化します。ペンの感度や遅延の少なさも確認しておくと良いでしょう。
一方、Microsoft Officeの有無は、ビジネス用途での利便性に直結します。Officeがプリインストールされているモデルは、購入後すぐに作業を開始できるメリットがありますが、その分価格が高くなることもあります。
必要に応じて、Office 365などのサブスクリプションサービスを利用する選択肢もあります。
こんな使い方なら2in1パソコンが最適
こんな使い方なら2in1パソコンが最適です。
- 移動中の書類作成や修正
- イラストやマンガの作成
- 外出先での情報収集
移動中の書類確認や修正
移動中に書類を確認したり修正したりする際、2in1パソコンは非常に便利です。
特に「コンバーチブルタイプ」は、キーボードを背面に折りたたんでタブレットモードにすることで、狭いスペースでも快適に操作できます。電車や飛行機の中でも、膝の上で安定して使用できるのが魅力です。
また、2in1パソコンは「専用ペン」に対応しているモデルも多く、手書きのメモや図の修正がスムーズに行えます。
一般的なタブレットと比較するとやや重く、長時間の持ち運びには不向きな場合もあります。
それでも、持ち運びやすさと高い機能性を兼ね備えているため、移動中の書類作業には使い勝手の良いものとなります。
イラストやマンガの作成
2in1パソコンでイラストやマンガの作成も可能です。特に、専用ペンを活用すると「手書き感覚」で作業ができます。
コンバーチブルタイプの2in1パソコンは、画面を360度回転させてタブレットモードにすることで、より自由な描画が楽しめます。
セパレートタイプはキーボードを取り外して軽量化でき、持ち運びが容易です。
しかし、2in1パソコンは一般的に重量があり、長時間の使用では疲労を感じるかもしれません。
さらに、価格が高めに設定されていることが多いため予算との相談が必要です。
外出先での情報収集
外出先での情報収集には、2in1パソコンが非常に役立ちます。
通信環境は必要ですが、外出先でもインターネットでの情報検索やメールの確認が手軽にできます。
コンバーチブルタイプの2in1パソコンは、普段は通常のノートパソコンとして使い、キーボードを後ろに折りたたむことで、タブレットとしての操作性を向上させます。
これにより、外出先でも「効率的な情報収集」が可能です。
2in1パソコンに関するよくある質問
2in1パソコンに関するよくある質問について3つ挙げてみます。
- 2in1パソコンはビジネスに向いている?
- ゲームには2in1パソコンは向いている?
- 2in1と普通のノートPCとの違いは?
以下で詳しく解説していきます。
2in1パソコンはビジネスに向いている?
2in1パソコンは、ノートパソコンモードとタブレットモードを切り替えられる柔軟性が、ビジネスに向いています。
たとえば、ノートパソコンモードでは通常のノートパソコンとしてタイピングによるレポート作成やデータ分析に使え、会議やプレゼンテーションの際にはタブレットモードに変形させることでさらっと画面を情報共有できます。
Microsoft Surface ProやLenovo ThinkPad X1 Yogaのような2in1パソコンは、Windows OSを搭載しているため、Microsoft Officeスイートを含む多くの業務用アプリケーションに対応しています。
スタイラスペンに対応しているモデルを選ぶと、手書きメモや図表の作成も簡単に行えます。これは、アイデアを書き留めたり、デザイン作業を必要とする職場環境でも役立つ機能です。
USB-CやThunderbolt 4といった最新の接続端子を備えているモデルでは、周辺機器との互換性も高く、デスクトップのような作業環境を簡単に構築することが可能です。
2in1パソコンは、使用環境に合わせて多機能性と利便性を兼ね備えています。個人の使用スタイルや職場のニーズに合ったモデルを選ぶことで、さらにその価値を高めることができるでしょう。
ゲームには2in1パソコンは適している?
ゲームにおいて「2in1パソコン」は一部のユーザーには使えるものの、全てのゲーマーにとって最適とは言い難いです。
2in1パソコンは軽量で持ち運びやすいという利点があります。しかし、ゲームを快適にプレイするには高性能な「CPU」や「メモリ」が必要です。
2in1パソコンはその構造上、一般的なゲーミングPCほどの性能を持つことが難しい場合があります。また、グラフィック性能が求められるゲームでは、2in1パソコンの内蔵GPUでは力不足になることも多いです。
価格も高めであるため、コストパフォーマンスを考えると、ゲーム専用のノートPCやデスクトップPCの方が適していることが多いです。ゲームを主な目的とする場合は、2in1パソコンはおすすめできません。
2in1と普通のノートPCの違いは?
2in1パソコンと通常のノートパソコンには、構造と使い方に明確な違いがあります。
2in1パソコンは、ノートパソコンの形状からタブレットモードやテントモードなどに切り替えることができるます。一方、一般的なノートパソコンは形状が固定されており、このような柔軟性はありません。
2in1パソコンは画面を360度回転させたり取り外したりすることができ、用途に応じて形状を変えることが可能です。そしてタッチパネルで使用できるため手書き入力やイラスト作成にも利用することができ、外出先やプレゼンテーションなどの場面でも活躍します。
一方で、通常のノートパソコンは、性能に重点を置いた設計が多く、同価格帯では一般的にCPUやGPUなどのスペックが高い傾向にあります。そのため、特定の形状で作業することが多いユーザーや、高負荷な作業を重視する場合には通常のノートパソコンが適しています。
2in1パソコンは、柔軟な使い方が可能である一方、キーボードが一体型のモデルではタブレットモードでの重量感が課題となる場合もあります。しかし、その多機能性と省スペース設計は、日常的な用途からビジネスシーンまで幅広く対応できる点で魅力的です。自分の作業スタイルに合わせて、どちらを選ぶか検討しましょう。
まとめ:2in1PCの購入前に知っておくべき注意点
今回は、2in1PCの購入を検討している方に向けて、
- 2in1PCの性能面でのデメリット
- 価格面での注意点
- 使用シーンによる適性
上記についてお話してきました。
2in1PCは便利で多機能ですが、全てのニーズに応えるわけではありません。
性能や価格面でのデメリットが存在し、特に高負荷な作業には不向きな場合があります。
タッチパネルが必要ない人なら通常のノートパソコンの方が良いでしょう。
文字入力は必要最低限であるなら、さらに軽量なタブレットの方が向いているかもしれません。
しかし、タブレットとノートパソコンの両方を兼ね備えた2in1パソコンは、その点が最大の魅力でもあります。
2in1パソコンが注目される理由は、その多機能性と利便性にあります。通常のノートパソコンとしての使用に加え、タブレットモードに切り替えることで、タッチ操作やスタイラスペンを活用した直感的な作業が可能になります。また、持ち運びが容易であるため、外出先でも快適に使用できる点も大きな魅力です。
ご自分の具体的な使用シーンを想像することで、適切な2in1パソコンの選択をすることができるでしょう。
この記事が2in1PCを選ぶ参考になれば幸いです。