音楽編集に使うパソコンを選ぶとき、「どのくらいのスペックが必要?」「ノートパソコンとデスクトップはどちらがいい?」「音楽制作やDTMにも使うなら、どんなパソコンを選べばいい?」と迷う方も多いでしょう。
音楽編集に必要なパソコンの性能は、作業内容によって変わります。音声ファイルのカットや簡単な編集であれば一般的なパソコンでも対応できますが、DAWを使った録音・作曲や、多くのトラック・ソフト音源・プラグインを扱うDTMでは、CPUやメモリ、ストレージに余裕が必要になります。
そのため、「音楽編集には高性能なパソコンが必要」と一括りにするのではなく、自分がどのような編集・制作をするのかを基準に選ぶことが大切です。
この記事では、音楽編集におすすめのパソコンの選び方をはじめ、必要なCPU・メモリ・SSDの考え方、ノートパソコンとデスクトップの違い、WindowsとMacの選び方まで初心者向けにわかりやすく解説します。
これから音楽編集を始めたい方はもちろん、DTMや本格的な音楽制作にも使えるパソコンを探している方も、ぜひ参考にしてください。
音楽編集にはどんなパソコンがおすすめ?
音楽編集におすすめなのは、自分が行う作業に必要な性能を満たしたパソコンです。
音声ファイルのカットや結合、音量調整などの比較的軽い編集であれば、一般的なノートパソコンでも十分対応できます。一方、DAWを使った録音や作曲、複数トラックの編集、ソフト音源やプラグインを多く使用するDTMでは、CPUやメモリに余裕のあるパソコンを選ぶ必要があります。
そのため、音楽編集用のパソコンを選ぶときは、「音楽編集だから高性能なPCが必要」と考えるのではなく、どのような作業をするのかを基準に必要なスペックを考えることが大切です。
また、音楽編集はノートパソコンでもデスクトップパソコンでも可能です。持ち運びや省スペース性を重視するならノートパソコン、自宅での作業が中心で拡張性や作業環境を重視するならデスクトップパソコンが選択肢になります。
このあと、音楽編集やDTMで特に重要になるCPU・メモリ・ストレージについて詳しく見ていきましょう。
音楽編集に必要なパソコンのスペック
DTM用ノートPCを選ぶときに重要なのは、次の3つです。
- CPU
- メモリ
- SSD
この3つの性能がDTMの快適さを大きく左右します。
CPU|音楽編集の処理内容に合わせて選ぶ
CPUは、音楽編集ソフトの動作やエフェクト処理、複数トラックの再生などに関わる重要なパーツです。
必要なCPU性能は、どの程度の音楽編集をするかによって変わります。
| 音楽編集の内容 | CPUの考え方 |
|---|---|
| 音声のカット・結合・音量調整など | 一般的なノートPC向けCPUでも対応しやすい |
| 複数トラックの編集・録音・簡単なDTM | ミドルクラス以上を目安に余裕を持たせる |
| 多数のトラック・ソフト音源・プラグインを使うDTM | 処理性能の高いCPUを優先する |
簡単な音楽編集だけであれば、必ずしも高性能なCPUは必要ありません。
一方、DAWで複数のトラックを扱ったり、ソフト音源やエフェクトを多く使用したりするとCPUへの負荷が大きくなります。本格的なDTMや音楽制作まで考えている場合は、価格だけで選ばず、CPU性能に余裕のあるパソコンを選ぶと安心です。
また、同じ「Core i5」「Core i7」「Ryzen 5」「Ryzen 7」といった名称でも、世代やシリーズによって性能は異なります。CPU名だけで判断せず、使用するDAWや音楽編集ソフトの推奨環境も確認して選びましょう。
メモリ|16GBをひとつの目安に用途で考える
メモリは、音楽編集ソフトや複数のアプリを同時に動かすときの快適さに影響します。
必要なメモリ容量も、音楽編集の内容によって変わります。
| 音楽編集の内容 | メモリ容量の考え方 |
|---|---|
| 音声のカット・結合など軽い編集 | 8GBでも対応できる場合がある |
| 複数トラックの編集・録音・DTM | 16GBをひとつの目安にする |
| 多数のソフト音源・プラグインを使用 | 32GB以上も検討する |
簡単な音楽編集だけであれば、8GBのパソコンでも作業できる場合があります。ただし、音楽編集ソフトとブラウザなどを同時に使用したり、今後DTMにも挑戦したりする予定があるなら、16GBあると余裕を持ちやすくなります。
本格的なDTMでは、トラック数が増えたり、大容量のソフト音源やプラグインを複数使用したりすることで、必要なメモリ容量も増えていきます。
そのため、これから音楽編集用のパソコンを購入するなら、現在の作業だけでなく、今後どこまで音楽制作を行いたいかも考えてメモリ容量を選びましょう。
SSD|音源やプロジェクトの保存容量を考えて選ぶ
ストレージは、音楽編集ソフトやプロジェクトファイル、録音データ、ソフト音源などを保存するために必要です。
音楽編集用のパソコンでは、読み書きが速いSSDを搭載したモデルを選ぶのがおすすめです。
| 音楽編集の内容 | SSD容量の考え方 |
|---|---|
| 音声のカット・結合など軽い編集 | 256GBでも対応できる場合がある |
| 音楽編集・録音・DTM | 512GBをひとつの目安にする |
| 大容量の音源や多数のプロジェクトを保存 | 1TB以上も検討する |
簡単な音楽編集で保存するファイルが少なければ、256GBでも使用できます。ただし、WindowsやmacOS、アプリなどでもストレージを使用するため、実際に音楽データへ使える容量はSSDの総容量より少なくなります。
DAWを使った音楽制作では、録音データやプロジェクトファイルに加えて、ソフト音源やサンプル素材などで保存容量が増えることがあります。そのため、これから音楽編集やDTMを始めるなら、512GBをひとつの目安にすると選びやすいでしょう。
大容量の音源を使用する場合や、多くのプロジェクトをパソコン本体に保存したい場合は、1TB以上のSSDも選択肢になります。
容量が足りなくなった場合は外付けSSDなどを利用する方法もあるため、必要以上に大容量のモデルを選ぶのではなく、自分の使い方と予算のバランスを考えて選びましょう。
DTMのレベル別に見る必要スペックの目安
DTMに必要なパソコンのスペックは、制作内容や使用する音源・プラグインによって変わります。初心者・中級者といった区分だけで一律に決めることはできませんが、選ぶ際の目安としては次のように考えられます。
| DTMの使い方 | CPU | メモリ | SSD |
|---|---|---|---|
| 入門・比較的軽い制作 | DAWの推奨環境を満たすCPU | 16GBを目安 | 512GBを目安 |
| 複数トラック・ソフト音源・プラグインを使う | 処理性能に余裕のあるCPU | 16〜32GBを検討 | 512GB〜1TBを検討 |
| 大容量音源や多数のプラグインを使う本格的な制作 | 高い処理性能を重視 | 32GB以上も検討 | 1TB以上も検討 |
DTMを始めたばかりの段階では、必ずしも最上位クラスのパソコンが必要なわけではありません。まずは使用するDAWの動作環境を確認し、制作内容に合わせてCPU・メモリ・SSDを選ぶことが大切です。
一方、オーケストラ音源などの大容量ソフト音源を使ったり、多数のトラックやプラグインを同時に扱ったりする場合は、CPUだけでなくメモリやストレージにも余裕を持たせた方が快適に作業しやすくなります。
これからDTMを長く続ける予定であれば、現在必要な性能ぎりぎりではなく、将来使いたい音源やプラグインも考えて少し余裕のある構成を選ぶとよいでしょう。
音楽編集用パソコンで失敗しやすい選び方
音楽編集用のパソコンは、高性能なモデルを選べばよいとは限りません。反対に、価格の安さだけで選ぶと、やりたい音楽編集に必要な性能が足りなくなることもあります。
大切なのは、音楽編集の内容に合った性能を選ぶことです。
価格の安さだけで選ぶ
価格だけを重視してパソコンを選ぶと、CPUやメモリの性能が足りず、音楽編集ソフトの動作が重くなることがあります。
音声のカットや結合など軽い編集であれば高性能なパソコンは必要ありませんが、DAWを使った録音や複数トラックの編集、DTMまで行う場合は、作業内容に応じた性能が必要です。
購入価格だけで判断せず、「そのパソコンで自分がやりたい音楽編集ができるか」を確認して選びましょう。
必要以上に高性能なパソコンを選ぶ
音楽編集用だからといって、最上位クラスのCPUや高性能なGPUを搭載したパソコンが必ず必要になるわけではありません。
特に音声のカットや音量調整などが中心なら、高性能なクリエイター向けPCを選んでも、その性能を十分に使わない可能性があります。
また、音楽編集やDTMではCPUやメモリが重要ですが、映像編集や3D制作ほどGPU性能を優先する必要がないケースもあります。
必要以上の性能に予算をかけるのではなく、自分の用途に対して少し余裕のある構成を選ぶことがポイントです。
将来やりたい音楽制作を考えずに選ぶ
現在は簡単な音楽編集だけでも、将来はDAWを使って録音や作曲、DTMに挑戦したくなることがあります。
その場合、最低限のメモリやストレージで選んでしまうと、作業内容が広がったときに性能不足を感じる可能性があります。
これから音楽編集用のパソコンを購入するなら、現在の用途を基準にしながら、数年先にやりたいことにも対応しやすい程度の余裕を持たせておくと選びやすくなります。
音楽編集用パソコンの選び方
音楽編集用のパソコンは、最初から機種を比較するのではなく、「何をするか」を決めてから必要な性能やタイプを絞り込むと選びやすくなります。
次の順番で考えてみましょう。
- どのような音楽編集・制作をするか決める
- 使用するソフトやDAWの動作環境を確認する
- 必要なCPU・メモリ・SSDを決める
- ノートパソコンかデスクトップかを選ぶ
- WindowsかMacかを選ぶ
- 予算に合ったモデルを比較する
どのような音楽編集・制作をするか決める
まずは、パソコンで何をしたいのかを整理しましょう。
音声ファイルのカットや結合などの軽い編集と、DAWを使った録音・作曲やDTMでは、必要になるパソコンの性能が異なります。
「音楽編集に使う」というだけで高性能なパソコンを選ぶのではなく、自分が行う作業を基準に考えることが大切です。
使用するソフトやDAWの動作環境を確認する
使いたい音楽編集ソフトやDAWが決まっている場合は、購入前に対応OSや動作環境を確認しましょう。
ソフトによって必要なCPUやメモリ、対応しているWindows・macOSのバージョンなどが異なります。
特にDTMでは、DAWだけでなく、使用するオーディオインターフェースやプラグイン、ソフト音源などの対応環境も確認しておくと安心です。
必要なCPU・メモリ・SSDを決める
使用目的とソフトが決まったら、それに合わせてCPU・メモリ・SSDを選びます。
簡単な音楽編集なら一般的なパソコンでも対応できますが、複数トラックを扱う編集やDTMでは、CPUやメモリに余裕を持たせた方が快適に作業できます。
スペック表の数字だけを見るのではなく、使用するソフトの動作環境と自分の作業内容を基準に判断しましょう。
ノートパソコンかデスクトップかを選ぶ
音楽編集は、ノートパソコンでもデスクトップパソコンでもできます。
持ち運んで作業したい場合や設置スペースを抑えたい場合は、ノートパソコンが便利です。
一方、自宅やスタジオなど決まった場所で作業する場合は、デスクトップパソコンも選択肢になります。ディスプレイや周辺機器を含めて、自分が作業しやすい環境を考えて選びましょう。
WindowsかMacかを選ぶ
WindowsとMacのどちらでも音楽編集はできますが、使用したいソフトや周辺機器によって適したOSが変わることがあります。
すでに使いたいDAWやプラグイン、オーディオインターフェースが決まっている場合は、それらの対応OSを優先して選びましょう。
また、普段使い慣れているOSや、ほかの用途でもパソコンを使用するかどうかも判断材料になります。
予算に合ったモデルを比較する
必要な性能やパソコンのタイプが決まったら、最後に予算の範囲でモデルを比較します。
価格の安さだけで選ぶのではなく、必要なCPU・メモリ・SSDを満たしているかを確認することが重要です。
反対に、音楽編集用という理由だけで必要以上に高性能なモデルを選ぶ必要もありません。
「用途 → ソフト → 必要スペック → パソコンのタイプ・OS → 予算」の順番で考えると、自分に合った音楽編集用パソコンを絞り込みやすくなります。
音楽編集におすすめのパソコン
音楽編集用のパソコンは、作業内容や使用するソフトによって適したモデルが異なります。
ここでは、これから音楽編集を始める方からDTMや音楽制作にも取り組みたい方まで選びやすいように、必要な性能や使いやすさを考えておすすめのパソコンを紹介します。
単純に高性能なモデルを並べるのではなく、「Windowsで始めやすいモデル」「作業領域を確保しやすいモデル」「Macで音楽制作をしたい方向け」など、用途の違いが分かるように選んでいます。
Lenovo IdeaPad Slim 3 Gen 10|音楽編集を始めやすいWindowsノートPC
Lenovo IdeaPad Slim 3 Gen 10(15.3型 AMD)は、音楽編集からDTMまで始めたい方に選びやすいWindowsノートPCです。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| CPU | AMD Ryzen 5 8640HS |
| メモリ | 16GB DDR5 |
| ストレージ | 512GB SSD |
| グラフィックス | AMD Radeon 760M |
| ディスプレイ | 15.3型 WUXGA(1920×1200)IPS |
| OS | Windows 11 Home 64bit |
| 価格 | 124,800円(税込)※記事確認時 |
Ryzen 5 8640HSと16GBメモリ、512GB SSDを搭載しており、この記事で解説した「複数トラックの編集や録音、DTMまで考える場合」の構成にも合わせやすいモデルです。
15.3型のWUXGAディスプレイは縦方向が1200ピクセルあるため、音楽編集ソフトやDAWで複数のトラックを表示して作業するときにも使いやすいでしょう。
また、音楽編集では必ずしも高性能な外部GPUが必要になるわけではありません。このモデルはAMD Radeon 760Mの内蔵グラフィックスを採用しており、映像編集や3D制作よりもCPU・メモリを重視したい音楽編集用途では、価格と性能のバランスを取りやすい構成です。
最新世代という理由だけでパソコンを選ぶのではなく、音楽編集に必要なメモリやストレージを確保しながら予算を抑えたい方に向いています。
※価格や販売構成は変更されることがあるため、購入時はLenovo公式サイトで最新情報を確認してください。
Dell タワー デスクトップ|自宅で音楽編集・DTMをする人向け
Dell タワー デスクトップは、自宅など決まった場所で音楽編集やDTMを行いたい方におすすめのデスクトップPCです。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| CPU | Intel Core i5-14400 |
| メモリ | 16GB DDR5 |
| ストレージ | 512GB SSD |
| グラフィックス | Intel UHD Graphics 730 |
| OS | Windows 11 |
| タイプ | タワー型デスクトップPC |
Core i5-14400と16GBメモリ、512GB SSDを搭載した構成を選べるため、音楽編集だけでなく、複数トラックを扱う編集やDTMにも取り組みやすいモデルです。
音楽編集では、動画編集や3D制作のように高性能なグラフィックスを必須としないケースもあります。この構成は外部GPUを搭載せず、CPU・メモリ・SSDを重視しているため、音楽編集用PCとして必要な部分に予算を使いやすいのがメリットです。
また、デスクトップPCなら、好みのサイズのディスプレイを組み合わせて作業環境を作れます。DAWで多数のトラックやミキサーを表示する場合は、大きなディスプレイや複数ディスプレイを利用する方法もあります。
ノートパソコンのように持ち運ぶ必要がなく、自宅を中心に音楽編集やDTMを行う方に向いています。
Dellは構成や販売価格が変更されることがあるため、購入時は公式サイトで最新のスペックと価格を確認してください。
MacBook Air|Macで音楽編集・DTMを始めたい人向け
Macで音楽編集やDTMをしたい方には、M5チップを搭載した15インチMacBook Airがおすすめです。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| チップ | Apple M5 |
| メモリ | 16GBユニファイドメモリ |
| ストレージ | 1TB SSD |
| ディスプレイ | 15.3インチ Liquid Retina |
| OS | macOS |
| 価格 | 286,920円(税込)※記事確認時のAmazon価格 |
16GBのユニファイドメモリと1TB SSDを搭載した構成なら、音楽編集だけでなく、DAWを使った録音やDTMにも余裕を持って取り組みやすくなります。
特に1TB SSDは、プロジェクトファイルだけでなく、ソフト音源やサンプル素材などをパソコン本体に保存したい方に便利です。
Macを選ぶ大きな理由のひとつが、AppleのDAW「Logic Pro」を利用できることです。Logic Proを使って作曲や録音、ミックスなどを行いたい方は、MacBook Airが有力な選択肢になります。
15.3インチのLiquid Retinaディスプレイは、DAWのトラックやミキサー、プラグインなどを表示する作業領域を確保しやすいのがメリットです。ノートパソコン1台で音楽編集やDTMを行いたい方にも使いやすく、自宅では外部ディスプレイを接続して、さらに作業領域を広げることもできます。
一方、画面の広さより価格や持ち運びやすさを重視する場合は、13インチMacBook Airも選択肢になります。音楽編集やDTMでは画面サイズだけでなく、使用するDAWやプラグインに必要なメモリ・ストレージ容量を確認して、自分の使い方に合ったモデルを選ぶことが大切です。
ただし、使用したいDAWやプラグイン、オーディオインターフェースが決まっている場合は、購入前にAppleシリコンや現在のmacOSへの対応状況を確認しておきましょう。
Mac環境で音楽編集を始めたい方や、Logic Proを使ったDTM・音楽制作を考えている方におすすめです。
※価格は変動するため、購入時はAmazonの商品ページで最新価格を確認してください。
音楽編集におすすめのパソコン3機種を比較
ここまで紹介した3機種は、それぞれ向いている使い方が異なります。どれを選べばよいか迷った場合は、次の違いを目安にしてください。
| モデル | CPU・チップ | メモリ | SSD | タイプ | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|---|
| Lenovo IdeaPad Slim 3 Gen 10 | Ryzen 5 8640HS | 16GB | 512GB | Windowsノート | 価格と性能のバランスを重視して音楽編集・DTMを始めたい人 |
| Dell タワー デスクトップ | Core i5-14400 | 16GB | 512GB | Windowsデスクトップ | 自宅を中心に音楽編集・DTMをしたい人 |
| MacBook Air M5 15インチ | Apple M5 | 16GB | 1TB | Macノート | MacやLogic Proで音楽制作をしたい人 |
迷った場合は、Windowsノートで幅広く使いたいなら「Lenovo IdeaPad Slim 3 Gen 10」、自宅中心でデスクトップ環境を作りたいなら「Dell タワー デスクトップ」、Logic Proを使いたいなどMacを選ぶ理由があるなら「MacBook Air」が分かりやすい選択肢です。
ただし、使用予定のDAWやプラグイン、オーディオインターフェースがある場合は、パソコンだけで判断せず、対応OSや動作環境も確認してから選びましょう。
DTM用のノートパソコンに絞って選びたい方は、用途別に5機種を比較した記事も参考にしてください。
👉 DTM ノートPC おすすめ5選|初心者でも失敗しない選び方と必要スペック
音楽編集用パソコンに関するよくある質問
音楽編集におすすめのソフトは?
音楽編集ソフトは、簡単な音声編集をしたいのか、録音や作曲まで行いたいのかによって選ぶものが変わります。
初心者が音声ファイルのカットや簡単な編集から始めるなら、無料で利用できる「Audacity」が選択肢になります。WindowsとMacの両方に対応しており、録音やマルチトラック編集、ノイズ低減などの基本的な音声編集ができます。
Macを使って作曲や録音にも挑戦したい場合は、「GarageBand」も使いやすい選択肢です。録音や編集だけでなく、ソフトウェア音源やエフェクト、ループなどを使った音楽制作にも対応しています。
さらに本格的なDTMを行う場合は、Logic ProなどのDAWも候補になります。
大切なのは、先にパソコンを決めるのではなく、「どのソフトを使って何をしたいのか」を考えることです。使用したいソフトが決まっている場合は、対応OSや推奨スペックを確認してからパソコンを選びましょう。
無料でも音楽編集はできる?
はい、簡単な音楽編集であれば無料ソフトでも始められます。
たとえば、音声ファイルのカットや結合、音量調整、録音などの基本的な編集であれば、Audacityなどの無料ソフトでも対応できます。MacではGarageBandを使って、録音や編集だけでなく、ソフトウェア音源を使った音楽制作を始めることもできます。
そのため、これから音楽編集を始める段階で、必ずしも高価な編集ソフトやDAWを購入する必要はありません。
一方で、本格的なDTMで多くのトラックやソフト音源、プラグインを使用したり、より高度なミックスや音楽制作を行ったりする場合は、有料DAWを検討する選択肢もあります。
まずは無料ソフトで音楽編集を試してみて、必要な機能が増えてから自分の用途に合ったソフトへ移行する方法もよいでしょう。
DTMと音楽編集の違いは?
音楽編集は、録音した音声や既存の音源をカット・結合したり、音量や音質を調整したりする作業を含む広い意味で使われます。
一方、DTM(Desktop Music)は、パソコンを使って作曲・編曲・録音・ミックスなどを行う音楽制作を指す言葉です。DAWと呼ばれる音楽制作ソフトを中心に、ソフト音源やプラグイン、オーディオインターフェースなどを組み合わせて制作することもあります。
そのため、音楽編集とDTMはまったく別のものではなく、DTMで音楽を制作する過程でも音声の編集作業を行います。
パソコン選びでは、音声のカットや簡単な編集が中心なら、それほど高い性能を必要としない場合があります。一方、DTMで多くのトラックやソフト音源、プラグインを使用する場合は、CPUやメモリに余裕のあるパソコンを選ぶことが重要です。
「音楽編集をしたい」のか、「作曲や録音を含むDTMまで行いたい」のかを整理しておくと、自分に必要なパソコンの性能を判断しやすくなります。
音楽編集はノートパソコンでもできる?
はい、音楽編集はノートパソコンでもできます。
音声ファイルのカットや結合、音量調整などの比較的軽い編集であれば、一般的なノートパソコンでも対応できます。
一方、DAWを使って複数トラックを編集したり、録音や作曲をしたりするDTMでは、CPUやメモリにある程度の余裕が必要です。これからDTMまで行う予定がある場合は、16GB程度のメモリをひとつの目安にし、使用するDAWやプラグインの動作環境も確認して選びましょう。
ノートパソコンのメリットは、持ち運んで作業できることです。自宅だけでなく、スタジオや外出先でも音楽編集・制作をしたい方に向いています。
一方、自宅での作業が中心で、大きなディスプレイを使った作業環境や拡張性を重視する場合は、デスクトップパソコンも選択肢になります。
「音楽編集にはデスクトップが必要」と考える必要はなく、自分の作業内容と使い方に合ったタイプを選ぶことが大切です。
音楽編集にGPUは必要ですか?
通常の音楽編集では、高性能なGPU(グラフィックス)は基本的に必要ありません。音声のカットや結合、録音、ミックス、DAWを使ったDTMでは、GPUよりもCPUやメモリ、SSDの性能を優先して選ぶのが基本です。
ただし、音楽編集とあわせて動画編集や3DCG、ゲームなども行う場合は、用途に応じてGPUを搭載したパソコンを検討するとよいでしょう。
まとめ
音楽編集に使うパソコンは、単純に高性能なモデルを選べばよいわけではありません。まずは、自分がどのような音楽編集・制作をしたいのかを整理することが大切です。
音声ファイルのカットや結合、音量調整などの比較的軽い編集であれば、一般的なパソコンでも対応できます。一方、DAWを使った録音や作曲、複数トラックの編集、ソフト音源やプラグインを使用するDTMでは、CPUやメモリ、ストレージに余裕のあるパソコンを選びましょう。
特にDTMまで考える場合は、16GB程度のメモリと512GB程度のSSDをひとつの目安にしながら、使用予定のDAWやプラグインの動作環境を確認することが重要です。
また、持ち運んで音楽編集をするならノートパソコン、自宅中心で作業環境や拡張性を重視するならデスクトップパソコンが選択肢になります。Logic Proを使いたい場合など、使用するソフトによってはMacを選ぶ理由もあります。
パソコンの新しさや価格だけで判断せず、
「やりたい音楽編集・制作 → 使用するソフト → 必要スペック → ノートかデスクトップか → WindowsかMacか → 予算」
の順番で考えると、自分に合ったパソコンを選びやすくなります。
これから音楽編集を始める方は、必要以上に高性能なモデルを選ぶのではなく、現在の用途に少し余裕を持たせた構成から検討してみてください。

