文章作成やWord・Excelを使った文書作成が中心なら、高性能なノートPCは必要ありません。
ただし、価格だけで選ぶと、メモリやストレージが少なかったり、キーボードや画面が使いにくかったりすることがあります。また、Word・Excelを使う場合は、Microsoft Officeの有無も確認が必要です。
この記事では、文章・文書作成に必要なCPU・メモリ・SSDの目安をはじめ、安いノートPCでも十分なのか、Officeやキーボード・画面はどう選べばよいのかを分かりやすく解説します。
文章・文書作成に向いているノートPCも紹介するので、必要以上に高性能なモデルを選ばず、自分の用途に合った1台を見つけるための参考にしてください。
文章・文書作成だけなら高性能なノートPCは必要ない
文章入力やWord・Googleドキュメントを使った文書作成は、動画編集やゲームなどと比べてPCへの負荷が軽い用途です。
Webで資料を調べながら文章を書いたり、メールを使ったり、WordやExcelで簡単な書類を作成したりする用途であれば、一般的なノートPCで対応できます。
一方、動画編集や画像編集、大量のデータを扱うExcel作業、専門的なソフトなども使う場合は、文章・文書作成だけの場合より高い性能が必要です。
また、文章作成だけなら高い性能は必要ありませんが、これから新品を購入する場合は、Webブラウザや複数のアプリを同時に使うことも考えて少し余裕のあるスペックを選ぶと使いやすくなります。
次から、文章・文書作成に必要なCPU・メモリ・SSDなどの目安を確認していきましょう。
文章・文書作成に必要なノートPCのスペック
文章・文書作成が中心なら、高性能なCPUや大容量のメモリは必要ありません。
ただし、現在使っているPCで文章作成ができるか確認する場合と、これから新品を購入する場合では、目安を分けて考えると選びやすくなります。
| 項目 | 文章・文書作成の目安 | 新品を購入するなら |
|---|---|---|
| CPU | Core i3 / Ryzen 3クラスでも対応可能 | Core 5・Core i5 / Ryzen 5クラスを基本候補 |
| メモリ | 8GBでも対応可能 | 16GBを基本候補 |
| SSD | 128GBでも文書中心なら使用可能 | 256GB以上を基本候補 |
| GPU | CPU内蔵グラフィックスで十分 | CPU内蔵グラフィックスで十分 |
CPUは高性能なモデルでなくても十分
文章入力やWord・Excelを使った簡単な文書作成であれば、Core i3やRyzen 3クラスでも対応できます。
Webブラウザやメールなどを同時に使うことを考えると、これから新品を購入するならCore 5・Core i5やRyzen 5クラスを基本候補にすると選びやすくなります。
文章・文書作成が中心であれば、Core i7やRyzen 7などの上位CPUを優先して選ぶ必要はありません。
メモリは8GBでも使えるが新品なら16GBを基本にする
文章作成だけであれば、メモリ8GBのPCでも使用できます。
すでに8GBのPCを持っていて、WordやGoogleドキュメントなどを問題なく使えているのであれば、文章作成のためだけに買い替える必要はありません。
一方、これから新品を購入するなら16GBを基本候補にしましょう。
ブラウザで複数のページを開きながらWordやExcelを使う場合にも、16GBあれば余裕を持たせやすくなります。
SSDは256GB以上を基本候補にする
WordやExcelで作成する文書ファイルは容量が小さいため、文章・文書作成だけなら大容量のSSDは必要ありません。
128GBでも文書の保存はできますが、Windowsやアプリでもストレージを使用します。これから新品を購入するなら、SSD 256GB以上を基本候補にすると選びやすくなります。
写真や動画などもPC本体に保存する場合は、512GB以上を検討しましょう。
GPUはCPU内蔵グラフィックスで十分
文章・文書作成では、ゲームや動画編集などで使われる高性能なGPUは必要ありません。
CPUに内蔵されているグラフィックスで十分対応できるため、文章作成用としてGeForce RTXなどを搭載したPCを選ぶ必要はありません。
その分、メモリやSSD、キーボードなど、普段の使いやすさに関わる部分を優先するとよいでしょう。
文章・文書作成だけなら安いノートPCでも十分?
文章作成やWord・Excelを使った簡単な文書作成が中心なら、高価なノートPCを選ぶ必要はありません。
前述したCPU・メモリ・SSDの目安を満たしていれば、価格を抑えたモデルも候補になります。
ただし、価格だけで選ぶと、メモリやストレージが少なかったり、キーボードや画面が使いにくかったりする場合があります。
新品を購入するときは、特に次の点を確認しましょう。
- メモリは16GBを基本候補にする
- SSDは256GB以上を目安にする
- Word・Excelが必要ならOfficeの有無を確認する
- 長時間文章を書くならキーボードや画面の使いやすさも確認する
また、Office搭載PCはOfficeなしのモデルより価格が高くなる場合があります。PC本体の価格だけでなく、必要なソフトを含めた総額で比較することも大切です。
文章・文書作成だけなら、性能を必要以上に上げるより、必要なスペックを満たしたうえでOfficeの有無や使いやすさを確認すると、予算に合ったPCを選びやすくなります。
Word・Excelを使うならOfficeの有無を確認
文章・文書作成用のノートPCを選ぶときは、必要なソフトが使えるかも確認しましょう。
特にWordやExcelを使いたい場合は、Microsoft Officeをどのように利用するか確認しておきましょう。同じようなスペックのPCでも、Officeの有無によって価格が変わります。
Word・Excelが必要ならOfficeの種類を確認する
仕事や学校などでWordやExcelのファイルを扱う場合は、Microsoft Officeを利用できるPCを選ぶと安心です。
購入時には「Office付き」という表記だけで判断せず、Microsoft Officeが付属しているのか、Office互換ソフトなのかを確認しましょう。
また、Microsoft OfficeにはPCに付属する買い切り型の製品のほか、Microsoft 365のようなサブスクリプション型のサービスもあります。
PC本体の価格だけでなく、Officeにかかる費用も含めて比較すると選びやすくなります。
Googleドキュメントなどを使うならOfficeなしでも選べる
文章作成に必ずMicrosoft Officeが必要とは限りません。
Googleドキュメントなどを中心に使う場合は、OfficeなしのPCも候補になります。Officeなしのモデルまで選択肢を広げることで、PC本体の価格を抑えられる場合もあります。
ただし、仕事や学校でWord・Excel形式のファイルを指定される場合は、必要な機能やファイルの互換性を確認したうえで選びましょう。
Excelを使う場合は作業内容も確認する
簡単な表の作成やデータ入力であれば、文章・文書作成用として紹介しているスペックでも対応できます。
一方、大量のデータを扱ったり、複雑な計算やマクロなどを頻繁に使用したりする場合は、単純な文章・文書作成より余裕のある性能が必要になることがあります。
文章作成ではキーボード・画面・重さも確認する
文章・文書作成では、CPUやメモリなどの性能だけでなく、文字を入力しやすいか、画面を見やすいかといった使いやすさも確認しましょう。
特に長時間文章を書く場合は、スペックが十分でもキーボードが使いにくかったり、画面サイズが用途に合っていなかったりすると作業しにくく感じることがあります。
持ち運ぶ頻度も考えながら、キーボード・画面サイズ・重さを確認することが大切です。
キーボードは長時間入力しやすいものを選ぶ
文章を書く時間が長い人は、キーボードの使いやすさを確認しておきましょう。
キーの大きさや間隔、配列、押したときの感触などはモデルによって異なります。可能であれば購入前に実物を確認すると、自分に合うキーボードか判断しやすくなります。
文章入力が中心ならテンキーは必須ではありません。一方、Excelで数値を入力する機会が多い場合は、テンキー付きのモデルも候補になります。
画面サイズは持ち運びと作業しやすさで選ぶ
画面サイズは、持ち運びやすさと作業のしやすさのバランスで選びましょう。
13~14型は比較的持ち運びやすく、外出先でも文章を書く人に向いています。15~16型は本体が大きくなる一方、画面を広く使いやすいため、自宅などで据え置いて使う場合に選びやすいサイズです。
文章を書きながらWebで資料を調べるなど、複数の情報を表示する場合は、画面の広さも作業のしやすさに関わります。
持ち運ぶなら重さとバッテリーも確認する
自宅で使うことが中心なら重さをそれほど気にする必要はありませんが、学校や職場、外出先へ持ち運ぶ場合は本体重量も確認しましょう。
持ち運びを重視する場合は、1.5kg以下を一つの目安にしましょう。毎日のように持ち歩く場合は、さらに軽いモデルも候補になります。
ただし、軽さだけを優先するのではなく、画面サイズやキーボードの使いやすさとのバランスも確認しましょう。
外出先で長時間使用する場合は、重さとあわせてバッテリー駆動時間も確認しておくと安心です。
文章・文書作成におすすめのノートPC
ここでは、PCサーチONEで実機を確認したノートPCから2台を紹介します。
どちらも文章・文書作成だけを目的にすると価格は高めですが、仕事や学業などほかの用途にも使いたい人や、性能・持ち運びやすさに余裕を持たせたい人の候補になります。
価格を抑えて選びたい場合は、文章・文書作成に必要なスペックを満たしているか確認したうえで、予算に合ったモデルを探しましょう。
| モデル | 向いている人 |
|---|---|
| ThinkBook 14 Gen 8 | 価格と性能のバランスを重視する人 |
| LAVIE Direct N13 Slim | Officeと持ち運びやすさを重視する人 |
ThinkBook 14 Gen 8|価格と性能のバランスを重視する人向け
ThinkBook 14 Gen 8は、文章作成やWeb閲覧などに必要な性能と価格のバランスを重視して選びたい人に向いている14型ノートPCです。
文章・文書作成用として選ぶ場合は、メモリ16GB、SSD 256GB以上を一つの目安にするとよいでしょう。
14型の画面は作業のしやすさと持ち運びやすさのバランスを取りやすく、自宅だけでなく外出先でも文章を書く人に選びやすいサイズです。
PCサーチONEでは実機を使って、画面やキーボード、端子なども確認しています。
👉 ThinkBook 14 Gen 8の実機レビューを見る
LAVIE Direct N13 Slim|Officeと持ち運びやすさを重視する人向け
LAVIE Direct N13 Slimは、Word・Excelを使いたい人や、ノートPCを持ち運んで文章を書く機会が多い人に向いています。
13.3型のコンパクトなモデルで、約1,175gと比較的軽いため、学校や職場などへ持ち運びやすいのが特徴です。
文章・文書作成用として購入する場合は、メモリ16GB、SSD 256GB以上を一つの目安にしましょう。
Microsoft Officeを利用したい場合は、購入時にOffice Home & Business 2024を含む構成になっているか確認してください。
PCサーチONEではLAVIE N13 Slimも実機レビューしているため、実際の使用感や持ち運びやすさを詳しく確認できます。
文章・文書作成用のPCについてよくある質問
文章を書くだけならどのくらいのパソコンで十分?
現在使っているPCなら、Core i3やRyzen 3クラスのCPU、メモリ8GB程度でも文章作成に対応できます。
これから新品を購入する場合は、WebブラウザやWordなどを同時に使うことも考えて、Core 5・Core i5やRyzen 5クラス、メモリ16GB、SSD 256GB以上を基本候補にすると選びやすくなります。
WordとExcelだけなら高性能なパソコンは必要?
Wordでの文書作成や、Excelで簡単な表を作成する程度であれば、高性能なパソコンは必要ありません。
ただし、大量のデータを扱うExcelファイルや複雑な計算、マクロなどを頻繁に使用する場合は、文章・文書作成だけの場合より余裕のある性能が必要になることがあります。
Word・Excelを使う目的でPCを購入する場合は、性能だけでなくMicrosoft Officeをどのように利用するかも確認しておきましょう。
WordやExcelは無料で使える?
Microsoftアカウントがあれば、Web版のWordやExcelを無料で利用できます。
無料版はWebブラウザ上で利用するもので、Microsoft 365などで利用できるデスクトップアプリとは異なります。
仕事や学校でWord・Excelを使う場合は、必要な機能を確認したうえで、無料のWeb版で十分なのか、デスクトップ版が必要なのかを判断しましょう。
文章作成だけなら中古のノートPCでも大丈夫?
必要なスペックを満たしていれば、中古のノートPCでも文章作成はできます。
ただし、中古PCはバッテリーやキーボードなどが劣化している場合があります。対応しているOSや保証内容、Officeが付属する場合はライセンスの内容も確認してから選びましょう。
まとめ|文章・文書作成なら必要十分なスペックを選ぼう
文章作成やWord・Excelを使った簡単な文書作成が中心なら、高性能なノートPCは必要ありません。
現在使っているPCならメモリ8GBでも対応できますが、これから新品を購入する場合は、次のスペックを基本候補にすると選びやすくなります。
- CPU:Core 5・Core i5 / Ryzen 5クラス
- メモリ:16GB
- SSD:256GB以上
- GPU:CPU内蔵グラフィックスで十分
Word・Excelを使う場合はMicrosoft Officeの有無も確認しましょう。Googleドキュメントなどを中心に使うのであれば、OfficeなしのPCも候補になります。
また、文章を書く時間が長い人は、性能だけでなくキーボードや画面サイズも確認しましょう。持ち運ぶ場合は、本体の重さやバッテリー駆動時間も確認しておくと安心です。
文章・文書作成だけなら、必要以上に高性能なPCを選ぶより、自分の使い方に必要な性能と使いやすさを満たすモデルを選ぶことが大切です。

